魚の生態・釣りの仕掛け・釣り道具・お魚料理
Ecology of fish, fishing equipment, fishing tackles, fish dishes
「こんな釣りてきました」に掲載します仕掛け等につきましては、遠州灘・駿河湾・浜名湖で使われる一般的な<タックル>・<仕掛け>です。
地方によって、釣り方が異なる場合がありますので、その場合は当然 <タックル>・<仕掛け>が変わっても不思議ではありません。
逆に釣り方が同じなら、似たような<タックル>・<仕掛け>になると思います。
それぞれの海域の特徴など加味してアレンジしていくのも面白いとは思いますが、まずはご当地の昔からある釣り方を理解しましょう。
ご当地<タックル>・ご当地<仕掛け>には ちゃんとした理由があり 先人達の経験と知恵が凝縮され活かされています。
なぜ こういうロッドが必要なのか・・・ なぜ この仕掛けでないといけないのか・・・ なぜ このエサでないと喰ってこないのか・・・ などなど 様々な条件が絡み合い それを攻略するために 今の<タックル>・<仕掛け>になっている・・・と考えてよいでしょう。
では 簡単ではありますが、各魚種ご紹介します。下の写真から 各ページをご覧ください。 ごゆっくりどうぞ・・・
皆さんお馴染みのアジですが簡単にご紹介します。(ここで言うアジはマアジのことです。) マアジは遊泳力の象徴である流線型のスマートな体型をしています。アジは、太平洋/北西部、北海道から南シナ海まで 生息しており 固有種らしいです。日本海 や 東シナ海には 個体数が多いといわれています・・・
太平洋西部 日本から東南アジア・オーストラリアまでの 水深100-200 mに生息するなどとされていますが、300mを超える水深でも 生息しています。ノドグロなどの別名(のどの奥がクロい)でも 有名な高級魚の一つです。背側の体色は赤紅色で、腹側は銀白色・・・
遠州灘では、<アコウ><アコウダイ> と呼ばれています。 地方により <アコ><メヌケ><メヌキ><アカウオ>などとも呼ばれています。文献等では <体長50cmほど・・・>とされています。釣りにおいては、10kg近くという大型も確認されています。普通の深海釣りでは・・・
生息域は 大平洋、北太平洋、太平洋、インド洋、大西洋、地中海などです。 未成魚は大陸棚の 水深100〜250m位 に分布し、成魚は 沖合の水深200〜800mに 多く分布します。日本の主な産地は 静岡県、高知県、神奈川県、千葉県 などが有名です。大型になると・・・
皆さん よくご存知の <アナゴ> 身近で よく釣れるのは、マアナゴ と ゴテンアナゴ。食べるには マアナゴ が 美味しいです。ここでは マアナゴをご紹介します。ウナギ同様 なぞの多い魚ですが、食用として 昔から親しまれてきました。 通称 <アナゴ> ここでは <マアナゴ>を・・・
アラは日本の固有種らしいですが、日本からフィリピンにかけて生息しているそうです。また 体長は1メートル以上にもなります。太平がスズキに似ていますが、頭や眼が大きく鱗は小さいのが特徴です。 以前はスズキ科に分類されていましたが、エラブタの2本のトゲや背びれが2つに分かれている点などはハタに・・・
イサキは、体長は、40cm以上になり、お刺身・塩焼き・煮付け・唐揚げ などなど 様々な料理でも食されているので、皆さんお馴染みです。 地域によって呼び名が たくさんありますが、「オクセイゴ、イサギ、クロブタ、コシタメ、エサキ、ウズムシ、カジヤコロシ、イセギ、イッサキ、ハンサコ、ハタザコ、・・・
一般的なアマダイは 水深50mから200mくらいの砂泥地に住む魚です。釣りの対象は 主にアカアマダイ と 希少な シロアマダイ です。オキツダイ 若狭グチ など いくつか呼び名がありますが 鯛の仲間ではありません。では 簡単にアマダイを 紹介します。生息域は 西日本以南の 西太平洋、浅い海から水深300mくらいまで・・・
皆さんおなじみのウナギは、日本全国に分布しています。 朝鮮半島から ベトナムまで 東ウナギアに広く分布しており 中国や 台湾からの輸入がひろく出回っていることも周知のとおりです。内湾 や 池 河川 清流域にまで 生息しているウナギは、皮膚呼吸ができるので、びしょびしょに濡れていさえすれば生きていけるので 大雨が降った後などは・・・
ここで言う 沖メバルとは、ウスメバル、トゴットメバル、ウケクチメバル の3種を総称していいます。ウスメバルは、3種の中で一番大きくなり、40cm以上になります。大型のよく釣れる水深は150m前後。味もよく 煮付け、塩焼き、寿司 など 人気のある魚の一つです。トゴットメバルは、ウスメバルと大変よく似ています。ウスメバルの模様が やや薄くぼやけているのに対し・・・
キビレは キチヌ・海津とも呼ばれ、分布は、琉球列島以外の南日本、オーストラリア、インド洋、紅海、アフリカ東海岸 東南キビレアなどで、沿岸の浅い海域、主に岩礁周辺や河口域、内湾の汽水域を好みます。クロダイ同様に雌雄同体の両性魚で、性転換を行うことが知られています。しかしクロダイと比べると体色は銀色が強く、ウロコも若干大きいのが特徴です。尾ビレと尻ビレが黄色みを・・・
写真は 2kg級のクロムツです。 アコウ・キンメ釣りで来たお客さんです。見た目には 色的に 紫がかった黒色で、鋭い犬歯が並んだ、決して 見栄えのよい魚とはいえません。 が、大変貴重・高価なお魚です。日本では、北海道以南に 生息しています。またインド太平洋とアフリカ南部沿岸の大西洋にも分布しています。生息域は水深200-700m前後の・・・
皆さんお馴染みの タコ ですが簡単にご紹介します。 ここで言うタコは マダコのことです。大きさ(長さは) おおよそ 60cm位にまで成長します。生きているタコは、伸びたり縮んだりするので正確には測りづらいですが・・・。(*腕の長さは 頭の約3倍だそうです) 外海・外海に面した内海・潮通しのよい内海に・・・
全長 2m以上 重さ 5kg以上に なるとされていますが、 釣りでは 800gから1.5kgくらいが 一般的。俗に言う 指 3本から 5本といったところでしょうか。 中国では 70kg以上のものが捕獲されたり、日本でも 20kg以上もあるようなタチをクレーンで持ち上げている写真などもあるらしいですが、同じ種類のものなのか(?)・・・
ヒラメは 日本を始め、朝鮮半島などの沿岸から南シナ海まで分布しています。 大きいものだと 全長1m、体重10kgにもなります。体は扁平で、上の写真のように 表向きで 腹を自分側にすると 左側に目が来ます。 カレイは逆の右側です・・・
トウジン ゲホウ ゲッホー など いくつか呼び名があります。 写真中央の比較的大きなトウジン(約90cm)が、 よく食されるトウジン(本当のトウジン)です。 その上の小型のトウジンはシマトウジン とか バカトウジン などと呼ばれるものです。シマトウジンは その名の通り 胴体にうっすらと 縞模様があります。味は トウジンのほうが・・・
みなさんお馴染みのサヨリです。 春から初冬にかけて 釣りをされる方も多いかと思います。 サヨリは最大で40cm以上になり、沿岸性で、北西太平洋、日本海などに生息しています。比較的きれいな水を好み、回遊性は高く、条件の良いところに どんどん移動していきます。食性は 動物プランクトンや、浮遊する海藻の断片を摂食・・・
ハゼ釣り キス釣り カレイ釣り などで おなじみの <メゴチ>には いくつかの呼び名があります。メゴチ、テンコチ、ノドグサリ、ヌメリゴチ、ガッチョ、ネバリゴチ など 地方によって違いますが、正式名は <ネズミゴチ>です。分類上では スズキ目 ネズッポ科に 属しており、 マゴチ、イネゴチ など・・・
ハゼには 大変多くの種類がありますが、ここでは マハゼについて ご紹介します。 ハゼは 全長は15cmから25cmほど といわれています。 内湾や汽水域を好み、食性は 肉食系の雑食 で ムシ類・エビ類・貝類・小魚 時には藻類を食べることもあります。ほぼ 日本全土に分布していおり、中国 朝鮮半島 オーストラリア などにも・・・
マハタは 琉球列島をのぞく 北海道南部以南、東シナ海 に生息する魚です。仲間には キジハタ・アオハタ・アカハタ・クエ・オオモンハタ・ホウセキハタ・スジハタ などなど たくさんの種類が居ます。近海・浅場で見られるマハタは 小型 から 10kg クラス。 成長とともに 深場へと移動し 老成魚ともなると 100kg超級になり・・・
ユメカサゴは 中深海から深海辺り、100mくらいから1000mくらいに生息している魚でらしいです。釣りの場合では 200m前後から500mくらいになります。砂泥地を好み エビカニ系の甲殻類 虫系の多毛類 イカ系の頭足類などを捕食しています。釣り餌としては、イカの短冊 や サンマ・サバなどの切り身が・・・
通称 オニカサゴ と呼ばれていますが、 標準和名のオニカサゴは 別種のようです。釣り人の間では、主に イズカサゴ フサカサゴ ニセフサカサゴ コクチフサカサゴ を総称して オニカサゴと呼んでいるようです。 厳密に言えば分類されるのでしょうが、ハッキリ行ってパッと見は・・・
テナガエビは、写真の通り2本の手が長い汽水域に住んでいるエビです。 主に夜行性で食性は肉食 獰猛で仲間が 自分の縄張りに入ってきた時は攻撃して排除します。住処は 岩の隙間 水草の陰 杭のまわり テトラポッドの隙間など 障害物の周りや・・・